ARROW / アローシーズン1 第6話「正すべきもの」

ARROW / アロー

シーズン1 第6話「正すべきもの」(ただすべきもの)

英題:Legacies

シーズン通算:第6話

登場人物(出演者)

オリバー・クイーン (Oliver Queen) : スティーヴン・アメル(Stephen Amell)

ダイナ・“ローレル”・ランス (Sam Winchester) : キャサリン・イヴリン・アニタ・キャシディ(Katherine Evelyn Anita Cassidy)

トミー・マーリン (Tommy Merlyn) : コリン・ドネル(Colin Donnell)

ジョン・ディグル (John Diggle) : デヴィッド・ラムゼイ(David Ramsey)

テア・クイーン (Thea Queen) : ウィラ・ホランド(Willa Holland)

モイラ・クイーン (Moira Queen) : スザンナ・トンプソン(Susanna Thompson)

クエンティン・ランス刑事 (Detective Quentin Lance) : ポール・ブラックソーン(Paul Blackthorne)

ウォルター・スティール (Walter Steele) : コリン・サーモン(Colin Salmon)

フェリシティ・スモーク (Felicity Smoak) : エミリー・ベット・リッカーズ(Emily Bett Rickards)

ロバート・クイーン (Robert Queen) : ジェイミー・シェリダン(Jamey Sheridan)

デレク・レストン(Derek Reston) :  クリー・グラハム(Currie Graham)

ルーカス・ヒルトン(Lucas Hilton) :  ロジャー・クロス(Roger Cross)

カイル・レストン(Kyle Reston) :  カイル・シュミット(Kyle Schmid)

カーター・ボーエン(Carter Bowen) :  ウォーレン・クリスティー(Warren Christie)

ミズ・レストン(Mrs. Reston) :  サラ=ジェーン・レッドモンド(Sarah-Jane Redmond)

テディ・レストン(Teddy Reston) :  トム・スティーヴンス(Tom Stevens)

ジャニス・ボーエン(Janice Bowen) :  ローラ・ソルティス(Laura Soltis)

スタン・ワシントン(Jana Washington) :  マット・ヤナギヤ(Mat Yanagiya)

ジャナ・ワシントン(Jana Washington) :  カレン・ホルネス(Karen Holness)

使用された曲

Die Life by The Soft Moon

One More Night by Maroon 5

Keep You by Wild Belle

Wildest Moments by Jessie Ware

Be The Song by Foy Vance

Let It Go by Joshua Radin

内容

スターリング・シティのトラストバンク銀行に、覆面をした三人組の強盗団が、押し入る。

銀行内いたお客さんや店員に威嚇射撃を行い、床に伏せるように指示。お金を奪い取り、銀行内から強盗団が逃走しようとした時、一人が、床に伏せていた男性を撃つ。どうやら男性は私服の警察官だったようだ。

射殺した覆面の人物を責める仲間。その時、スターリング・シティ警察のパトカーがかけつけ、銀行の正面をとりかこむ。誰が非常ボタンを押して、警察に通報したようだ。

銀行の表にいる警察は、武器を捨てて出てくるように犯人に要求する。しばらくすると、正面のドアがあき、大勢の覆面した人たちが出てきた。これでは誰が犯人なのかわからない。

犯人たちは、覆面した人たちが、銀行から外へ出ている間に、金庫室にあけた穴から抜け出し、車で逃走していた。

その頃、クイーン産業の秘密基地で、オリバーの協力者となったディグルとオリバーが、街を正すためにトレーニングを積んでいた。リエン・ユーで、フードを被ったヤオ・フェイから戦い術を学び、船で遭難する前とは、別人となっていた。オリバーの過去には、まだまだディグルの知らない秘密が多くありそうである。

ディグルも、元軍人であり、戦いは慣れているが、オリバーも負けてはいなかった。

今夜もヤオ・フェイから教わった戦い術を正義のために使おうとしていた。ターゲットとなる予定は、スコット・モーガン(Scott Morgan)。モーガンは、グレイズ地区の電気と水道料金を釣り上げており、払えなければ、冬などでも関係なく電気や水道を止めている。

制裁に向かおうとするが、ディグルから、覆面をした三人組の強盗団が銀行を襲い、非番だった警官が撃たれ、今後も犯行があるので、阻止したいと考えていた。

だが、オリバーは、自分の使命は、父ロバートから託された手帳に記されているスターリング・シティを汚した者だけを制裁することであると、ディグルに言い放つ。

路上での犯罪なども全て制裁することはできない。そんなことをしていると、自分に託された使命がまっとうできないとオリバーは考えている。

ディグルは、オリバーがヒーローの定義を狭くとられており、路上などの犯罪を制裁しても、ロバート・クイーンに報いることになるのではないかと思っている。

父のロバートから託されたことを最優先することには理由があった。それはリエン・ユーでのこと、死んだはずのロバート・クイーンが目の前に現れたのである。これは幻なのか、オリバーに何か伝えたそうな顔をしていた。

一方、ローレルは、経営してきた弁護士事務所の資金が、大口の会社から資金の提供を打ち切られ、存続の危機を迎えていた。

屋敷の戻ったオリバーは、ディグルから、スコット・モーガンが自殺したという連絡をもらい、病院へ向かう。病院へ向かうと、ディグルと合流したが、モーガンが自殺したというのは、嘘だった。

病院では、スターリング・シティのトラストバンク銀行にいた警察官スタン・ワシントン(Stan Washington)の妻がおり、オリバーが様態を伺う。

オリバーはディグルが嘘をついたことにいらついていたが、ディグルは、社会を正すチャンスがあるのに、見て見ぬ振りはできないと告げる。オリバーは、父から託された使命が最優先だったが、ディグルの訴えに、心を動かされたのか、強盗団を捕まえることにする。

地下の秘密基地に戻ったオリバーとディグルは、銀行の監視カメラの映像から、強盗団の追跡となる手がかりを見つけようとする。手がかりをさらに探るために、オリバーは警察署に侵入する。

ローレルは、トミーから資金を出すという申し出があり、裏がありそうだったが、今の苦しい状況では弁護士事務所のためにも、資金調達をしてもらうことにする。

屋敷に戻ったオリバーは、母モイラや娘テアと昔の知人たちと食事をしていたが、ディグルから強盗団が、ファーストバンクを襲ったという知らせを向けて、食事を中断しファーストバンクへ向かうにする。

母モイラがどこへいくのか不安がるが、オリバーにとっては街を正すことが優先すべきことだった。

ファーストバンクに着いたオリバーは、フードを被り、金を持って逃げる強盗団を捕らえようとするがにがしまう。なんとか金は強盗団から奪取することに成功する。

逃げた強盗団は、かなりの金を銀行から奪っていた。ここらで強盗は潮時にするつもりだったが、まだ金が足りないようで、もう1度だけ銀行を襲う予定をたてる。

オリバーとディグルは、強盗団の一人の名前をつかむ。そこで、クイーン総合会社のフェリシティに、
デレク・レストン(Derek Reston)という人物の情報を探させる。

デレクの情報を探ると、実はクイーン製鉄工場で働いており、その後年金や解雇手当もなし、解雇されていた。オリバーは、父のロバート・クイーンが、雇っていた人間だったことを知り、リエン・ユーでのことを再び思い出す。

島で、父ロバートの亡霊と再会し、オリバーは食料もなく、死にかけていたが、ロバートに絶対生き延びろと告げられる。生還できて、今ここいるのは、父のおかげである。

オリバーは、クイーン総合会社を後に、工場労働者が集めるBARに、デレクがいるのではないかと向かう。
デレクは悪人だったが、オリバーは制裁したくなかった。父ロバートに雇われた人間であり、父の行った過ちを、同じクイーンの血をひいている自分が正したいと考えており、やり直しのチャンスを与えるつもりである。

一方ローレルは、トミーがなぜ自分に資金提供をするのか不思議だったが、トミーはオリバーが死んだと伝えられた後に、親密な関係となっており、それが忘れられないと語る。だが、ローレルは胸のどこかでオリバーのことがどうも引っかかっており、それをトミーには言えず、複雑な気持ちだっただろう。

工場労働者が集めるBARへ着いたオリバーは、デレクに会う。オリバーはデレクに父の行った過ちに対して、自分なりの方法で正したいと語る。謝罪と、オリバーの力で会社で再雇用できると、デレクに告げるが、断られる。

オリバーは密かに、盗聴器をデレクにつける。内容によると、新たに犯行を行う予定で、これが最後の犯行となることがわかる。チャンスを与えたオリバーだったが、それも虚しく犯行を行う予定である。

犯行を行うのを阻止すると誓うオリバー。その夜、オリバーは、ローレルの弁護士事務所のために、慈善パーティーに出席する。パーティーのさなか、ディグルから、新しく襲う予定の銀行を突き止める。

パーティーを抜け出し、銀行へ向かう。

オリバーはフードを被り、強盗団の銀行襲撃を阻止しようとする。その最中、銀行の警備員が、デレクに向けて発砲し、銃弾がデレクに当たる。

デレクに駆け寄るオリバー。この時、リエン・ユーでロバートの亡霊と再会した時、ロバートはオリバーに生き延びろと約束させた。だが、オリバーは食料もなく、自殺するところだった、せっかく自分の与えた命なのに、簡単に投げ出すなんてと、ロバートは思っていたことだろう。

「悪を正せ、それがお前に責任」

オリバーは自殺しようと考える前に、父に言われたこの言葉が、脳裏に思い出される。

だが、デレクの銀行襲撃を阻止したが、結局デレクは死んでしまう。悪は正したが、その結果人が死んでしまった。悪を正すことは、責任がつきまとう、この時オリバーは改めてその意味を痛感することになったのだろう。

地下の秘密基地へ戻ったオリバーは落ち込んでいるようであった。ディグルは、デレクが死んだのは、自分のせいではないというが、これからの悪を正す計画にゆらぎが生じているようである。

けれども、やめるわけにはいかないオリバーであった。

「END」

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