シーズン2 第1話「長い旅路の始まり」(ながいたびじのはじまり)
英題:What Lies Ahead
シーズン通算:第7話
登場人物(出演者)
リック・グライムズ(Rick Grimes):アンドリュー・リンカーン(Andrew Lincoln)
シェーン・ウォルシュ(Shane Walsh):ジョン・バーンサル(Jonathan E. “Jon” Bernthal)
ローリ・グライムズ(Lori Grimes):サラ・ウェイン・キャリーズ(Sarah Wayne Callies)
カール・グライムズ(Carl Grimes):チャンドラー・リッグス(Chandler Riggs)
アンドレア(Andrea):ローリー・ホールデン(Laurie Holden)
ジェフリー・デマン(Jeffrey DeMunn):デール・ホルヴァート(Dale Horvath)
グレン・リー(Glenn Rhee) : スティーヴン・ユァン(Steven Yeun)
ダリル・ディクソン(Daryl Dixon) : ノーマン・リーダス(Norman Reedus)
使用された曲
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内容
CDC(疾病対策センター)へ辿り着いたが、そこは希望の砦ではなかった。
感染者に対する治療薬もなく、ジェンナー博士がセンター内で最後の時を迎えようとしている。逃げ出すリックたち。
爆発したセンターを脱出。「俺達に希望はないのか」、「どこへ行けば良いのか」と、途方に暮れていたことだろう。
行く宛もなく、一旦アトランタへ引き返す。アトランタで、以前助けれくれたモーガンに無線で連絡する。
CDC(疾病対策センター)には何もなく、爆破されたこと。ジェンナーのこと。仲間が減っていくこと。リックたちはアトランタを出て、フォートベニング基地を目指すと決めたこと。
無線が届いているかわからないが、届いていることを信じて、通信を行う。
果たして、フォートベニング基地に希望はあるのか。それはわからないが、この世界の終末で希望を捨てることは死を意味している。とにかく進む続けるしかない。
フォートベニング基地を目指すことになったリックたちの長い旅が始まる。車で旅をしていると、リックとローリは、幼いカールを連れて、グランドキャニオンへの旅を思い出す。久しぶりの家族での旅行だ。こんな状況になる前に、もっと思い出を作っておくべきだった。リックは後悔していたのかもしれない。
デールのキャンピングカーでは、アンドレアとシェーンが、この世界では貴重となる銃のメンテナンスを行っていた。アンドレアも、銃を持っており、銃の扱いが得意なシェーンは、アンドレアの銃をメンテナンスをする。なかなか良い銃であり、アンドレアは父親にもらったものだと話す。
死んだエイミーとの旅で、護身用として持たされた銃だった。護身用と持たされたはずの銃なのに、エイミーを守れずに死なせてしまったことに対し、アンドレアは悲しそうな表情であった。
すると、急に車をとめるデール。どうしたのか気になるアンドレアとシェーンは目の前を向くと、正面にハイウェイに横たわる無数の車などが現れた。
道幅が狭くなり、車で通れるのか微妙なところである。先頭を走っていたダリルのバイクが、デールの車まで引き返してくる。ダリルが先導してくれるようだ。
地図をみていたグレンが、迂回して別のルートで目指した方が良いというが、デールは車の燃料がもったいなく、そのまま進む。進もうとアクセルを踏むが、車のボンネットから爆発音のようなものが鳴り、停車してしまう。
つられて、後ろを走っていたリックたちの車もとまる。デールの車が故障しそのまま立ち往生となってしまう。
車が直るまで、その場所に留まるしかなかった。周りには、乗り捨てられた無数の車があり、まるで墓場のようである。乗り捨てられた車の中には、使えそうなものが置いてあり、食料やガソリンなどが手に入るかもしれないと、周囲を探索する。
ローリたちは、車の中のものを物色する。車の中には死体もあり、不気味さを漂わす。
キャンピングカーに残ったグレンとデールは車を修理する。デールは、グレンに今後は自分でも修理できるようにと、修理を任せる。この先、自分の命が短くないことを悟っているかのように。
ダリルとTドッグは、放置されている車に残されているガソリンを調達する。
デールがキャンピングカーの上で、見張りについているが、今のところは何も問題はないようである。だが、何か様子が変だと、遠くの方を望遠鏡で覗くと、そこには1体のウォーカーが、こちらに向かって歩いてくる。
キャンピングカーの周囲で護衛していたリックも、デールが異変に気づいたことを察して、もっていたライフルのポインターからデールの見ていた方を見ると、ウォーカーを確認する。1体だけなら、ライフルで倒せると、リックがライフルを構えて狙いを定める。
確実に仕留めなければならないと、精確に照準をあわせるが、、ウォーカーが1体だけではなく、数多くのウォーカーが、こちらへ向かってきていることがある。ウォーカーの群れである。
これは、ライフルだけでは、倒すのは無理だと判断したリックは、ローリたちに警告し、車の下に隠れるように指示する。シェーンやグレンも、ウォーカーの群れを確認し、車の下に隠れる。
キャンピングカーの中で、銃を解体してメンテナンスを行っていたアンドレアも周囲の異変に気が付き、床に伏せる。ガソリンを調達していたTドッグも、ウォーカーを確認し、地面に伏せようとしたが、鉄骨がむき出しになっている車のドアで、腕を負傷してしまう。
ウォーカーの群れの出現に皆が戸惑う。ウォーカーに見つかれば、殺されてしまう、息を殺して人間がいることを悟られてはならなかった。
キャンピングカーの中にいたアンドレアも、トイレに隠れてウォーカーが去るのを待っていたが、見つかってしまい、上に登っていたデールが助けてくれる。腕を負傷して血を流していたTドッグも、ウォーカーに襲われそうになるが、ダリルが助ける。これまで、メルルの一件で仲が悪いとされていたがそうではなかった。
ウォーカーの群れが、リックたちの前から姿を消し、通り過ぎたと安心した。車の下に隠れていた少女ソフィアも、過ぎ去ったことを確認しようと車の下から出ようとするが、まだ残っていたウォーカーに発見されてしまう。
車の下からソフィアを這いずりだそうとするウォーカーだが、ソフィアが車の下から逃げて、ハイウェイの外の森の中へ逃げる。逃げたソフィアを助けるためにリックも後を追う。
森の中を必死に逃げるソフィア。追いついたリックと合流し、ソフィアはウォーカーを殺してほしいというが、銃を使ってしまうと他のウォーカーを呼び寄せてしまう。
リックは、ソフィアを担いで、川まで逃げる。川に入り、ソフィアを木の影に隠れさせて、自分が囮になるので、戻って来なければ一人でハイウェイのところまで帰るようにという。
追いついてきたウォーカーの注意をそらし、リックだけが逃げる。追ってきたウォーカーを1体1体片付けていく。
片付けてた後、ソフィアのところに戻るが、そこには誰もいなかった。ダリルやシェーンたちと合流したが、ソフィアは戻ってきていないようである。
ソフィアを隠した場所の周囲を捜索することになる。ダリルが、ソフィアの足あとを見つけて、跡をたどる。
微かな足あとを辿っていくダリル。リックは、ダリルはどうやってソフィアの跡を見分けているのかわからなかった。ダリルにこんな能力があることに、驚いていた。
足あとを辿っていくと、ウォーカーを発見する。発見したウォーカーを倒す。ソフィアは周囲にいる形跡はないが、リックが倒したウォーカーの口に皮膚がついていることを確認する。
もしかすると、ソフィアは食べられてしまったのか確認するために、ウォーカーの体をさいて調べるが、ソフィアを確認することができなかった。
その後、ソフィアを探したが見つけることができず、リックとダリルは、シェーンたちのところへ戻る。ソフィアの母親が、ソフィアがいないことに不安をつのらせる。
ソフィアの母親は、リックがなぜソフィアを一人で置き去りにしたのか、せめる。あの状況では、どうしてもウォーカーを倒すためには仕方なかったと話すリック。明日改めて、ダリルが指揮をとり、捜索するという。
翌日、リックたちは、ダリルの指揮で捜索に乗り出す。リックの息子カールも一緒にソフィアを探したいというが、リックは危険なので置いていくというが、デールの説得により一緒に行くことになる。
捜索に出たリックたちは、森の中で小さな置き去りにされたテントを発見するが、そこにはソフィアはおらず、森の奥を探していた。その時、どこからともなく鐘の音が鳴り響く、リックたちは周囲を探し、森の奥にあった教会を見つける。
ここにソフィアがいるのではないかと、急いで教会に駆け寄る。教会に着き、ドアを開けるとそこには、ウォーカーが数体いた。鐘の音は自動的に鳴るようにセットされたものだった。
ソフィアはいまだに見つからず、シェーンは捜索範囲を広げるべきだというが、リックは教会の周囲にいるのではないかという。シェーンは捜索してきたメンバーに、リックと自分はもう少し教会の周囲を捜索するというが、残りのメンバーはハイウェイに戻ってほしいと伝える。
その時、捜索メンバーに加わっていたカールが、自分もリックたちと残るという。リックは、それを承知して、一緒に探すことにする。
教会の周囲を捜索していたリックたちは、森の中でシカに遭遇する。都会では見ることない、自然のシカに、リックたちは神秘的な雰囲気に包まれる。
リックの息子カールは、シカに触れようと近づこうとするが、その時、銃声が鳴り響き、シカが倒れる。
シカが倒れるのと同じくしてカールも撃たれて倒れてしまう。
「END」
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