ウォーキング・デッドシーズン2 第2話「命の代償」

ウォーキング・デッド

シーズン2 第2話「命の代償」(いのちのだいしょう)

英題:Bloodletting

シーズン通算:第8話

登場人物(出演者)

リック・グライムズ(Rick Grimes):アンドリュー・リンカーン(Andrew Lincoln)

シェーン・ウォルシュ(Shane Walsh):ジョン・バーンサル(Jonathan E. “Jon” Bernthal)

ローリ・グライムズ(Lori Grimes):サラ・ウェイン・キャリーズ(Sarah Wayne Callies)

カール・グライムズ(Carl Grimes):チャンドラー・リッグス(Chandler Riggs)

アンドレア(Andrea):ローリー・ホールデン(Laurie Holden)

ジェフリー・デマン(Jeffrey DeMunn):デール・ホルヴァート(Dale Horvath)

グレン・リー(Glenn Rhee) : スティーヴン・ユァン(Steven Yeun)

ダリル・ディクソン(Daryl Dixon) :  ノーマン・リーダス(Norman Reedus)

使用された曲

使用された曲はありません。

内容

ウォーカーに世界を侵食される前。

ローリは、カールの小学校で、知り合いの主婦と世間話をする。リックと喧嘩して、それを愚痴る。結婚に対する後悔。夫婦生活とはなかなかうまくいかないもの。ちょっとしたことでも喧嘩になる。

その時、カールの小学校に、リックの親友であるシェーンがパトカーで駆けつける。何かあっただろうか、ローリは車から降りてきたシェーンを見つめ、察する。

シェーンは、重い口を開き言いにくそうにローリに、リックが撃たれたことを伝える。動揺するローリ。昨日までは、普通だったのに。こんなことになるなら、喧嘩するんじゃなかった。

学校の下校時間になり、校内からカールが出てくる。カールは母ローリの姿を確認し、手を振る。リックが撃たれたことを知らないカールになんて伝えれば良いのか。

ローリは、心の整理が出来ておらず、自然と涙目になる。シェーンはそれを察して、一緒にリックが撃たれて病院にいることを説明するという。

カールに、駆けよるローリ。ローリが、ひざまずき喋りやすい態勢でカールに、リックが撃たれたことを伝える。シェーンは、リックを守れなかったことに対する後悔があり、悲しそうな目でローリとカールを見つめる。

リックが撃たれたことを知り、その場で泣き出すカール。悲しさのあまり、ローリに抱きつく。

草むらを走るリック。その腕には、撃たれてぐったりとしているカールが。後ろから、シェーンと、銃をもった男が追いかけてくる。この男が、カールを撃ったようだ。

700m先に、ハーシェルという男がおり、その男であればカールを助けてくれるという。方角を確認し必死に走るリックの後から、カールを撃った男とシェーンがついていく。カールを撃った時の状況を説明してもらわなければと、シェーンは考えている。

草原をひたすら走るリック。こんなことになるなら、ダリルやローリたちのメンバーで先に戻しておくんだったと、後悔の気持ちもあったことだろう。カールはほとんど動かず、死の予感さえ漂わしていたが、死なせるものかとあきらめようとしないリック。

草原を走っていると、ようやく目の前に白い家が見えてきた。家では、こちらに向かってくるリックを確認するマギー。望遠鏡でよく見ると、子供を抱きかかえて必死に向かってくる男性がうつる。どうも様子がおかしいようだ。

「父さん」と叫ぶマギー。中から男性や女性などが出てくる。家に着いたリックは、男性に撃たれたと白髪の男性に喋りかける。

リックが、ハーシェルであることを確認し、息子カールを助けてほしいと、申し出る。すぐに家の中にリックとカールを入れる。道具を準備して、応急処置が行われる。
ベッドの上に、カールを寝かせるリック。リックはハーシェルにカールの生存の確認するが、ハーシェルは必死に応急処置する。リックもカールが撃たれた箇所の処置を手伝わされる。

ハーシェルは、聴診器をカールの胸に当てると、心音が聞こえる。どうやらカールは気絶している。

マギーたちに名前を聞かれるリック。ハーシェルがリックに、最善を尽くすといい、処置のために場所を空けるようにする。

ベッドのある部屋から出るリック。ふと外を見ると、ようやくリックの後ろからついてきたシェーンと撃った男性オーティスが家までたどりつきそうなところまで来た。

その様子を確認し、家を出て外へ向かうリック。リックはかなり動揺しているようで、放心状態になっている。足取りもたどたどしい。

シェーンが駆け寄るが、その様子をみてなかなか言葉かけてやれない。カールを撃った男性オーティスが、カールの容体をリックに聞く。何も言葉が出てこないリック。

撃たれて血の出ているカールを担いできたので、汗を拭くと、顔に血がつくが、動揺していて気がつかない。見かねたシェーンが、リックの顔を拭く。

手には、カールの大量の血が着いており、それを見たリックが涙を流す。シェーンも、カールの容体を聞くが、リックは放心状態で何も答えない。

リックは放心状態でよろけながらも、家の中にシェーンとオーティスを案内する。ベッドには、点滴をうたれ横たわるカールと、カールを止血するハーシェルの姿があった。

ハーシェルは輸血が必要だという。幸いにも、リックとカールは同じA型の血液型であった。

オーティスが、ハーシェルに状況説明しはじめる。オーティスは、森でシカを狩っており、その弾が貫通してカールの体に命中したと説明する。

ハーシェルは、幸いにもシカを貫通した銃弾は、速度は遅くなり、カールはなんとか一命をとりとめたと話す。

だが、カールの体の中では、銃弾が砕けており、摘出する必要がある。破片は6つあるという。

その状況を聞き、リックは妻はまだこのことを知らない。ローリになんて説明すれば良いのかと、泣き崩れてしまう。

その頃、リックたちと別れたローリやダリルたちは、ハイウェイに戻ろうとしていた。ローリはふと後ろを振り返る。ローリが立ち止まったことで、アンドレアやグレンなども立ち止まる。

ローリは、森のなかから銃声が聞こえたのだという。ダリルも銃声を確認していたが、銃声は1発だけしか聞こえなかった。なぜ1発だけなのかローリは不思議だった。

ダリルは、1匹のウォーカーがいたのだろうという。だが、1匹だけであれば銃がなくても倒せると考えるローリ。

リックやシェーンたちがまた自分たちと合流していないなんてと不安になる。

ダリルは、森を捜し回るのは危険で、戻ってきているかもしれないソフィアのためにハイウェイまで戻ろうと提案する。リックやシェーンたちは、デールの車のあるところで合流できるというアンドレア。

ソフィアの母親に、アンドレアが声をかける。母親は、ソフィアが森の中で一人でいると思うと胸が張り裂けそうになるという。アンドレアは、ここにいる皆ソフィアの無事を祈っていると、ソフィアの母親を落ち着かせようとする。

ダリルは祈りは通じないという知っているかのように、ソフィアの母親に祈りのは無駄で、皆で探せばソフィアは見つかるという。ダリルはしっかりと現実をみていた。

一方、デールは、ハイウェイに放置された車の部品を漁っていた。近寄ってくる腕を怪我したTドッグに容体を確認するが、様子がおかしい。心配したデールは、怪我をしている腕をみてみると、傷口が変色しており、一刻も早く医者に見せるべきではないかと思う。このままだと、敗血症で死ぬかもしてないとTドッグに話す。

Tドッグは、この世界ではいずれウォーカーに喰われて死ぬという。負傷した腕のせいか、Tドッグは意識が混乱しているようである。デールはTドッグには抗生物質が必要だと判断する。

道には、数多くの車が放置されているが、中には抗生物質もあっていいはずなのに何も見つからなかった。デールはTドッグに、探し方が悪いからもっと頑張ろうと言い勇気つける。

ハーシェルの家では、応急処置を行っている部屋から追い出されたリックとシェーンは、カールの容体を心配する。

リックは、あの時ローリと一緒にカールを行かせるべきだったいうが、シェーンは自分をせめることでは何も解決しないという。

だが、リックは、カールをこんな状況に追い込んだのは自分の責任であるという。

その時、カールのいる部屋からマギーがリックを呼ぶ。何事かとかけよるリック。血液が必要なのだというマギー。

カールは意識が戻り、苦しみもだえる。それを必死に抑えようとするハーシェルとシェーン。カールの顔が苦痛でゆがむ。

その表情をみて、リックは息子を死なせるつもりなのかと怒鳴る。ハーシェルは、これも息子を助けるためにやっていることだと話す。

カールが苦しみもだえる顔をみて、リックが放心状態になる。シェーンが、正気を取り戻させるかのように、大声でリックの名前を呼ぶ。リックは、なんとか正気を取り戻し、輸血の準備をする。

すると、今まで痛さにもだえていたカールが、意識を失う。ようやく1つ目の破片は取り除けたが、あと5つの破片が体の中に残る。

輸血により、カールの容体が前と比べると少しよくなる。横で血を抜かれたリックが、妻のローリを呼びたいという。撃たれたことを知らせないといけないと思うリック。

ハーシェルはここにいるようにいう。この家の中でカールの血と同じ血液型で輸血ができるのはリックだけなのだ。容体が安定したので、リックとシェーンは部屋の外へ出ようとするが、リックは血液が抜かえれてフラフラの状態であった。

部屋の外に出ると、オーティスとマギーが、カールの無事を祈っていた。リックは再度ローリを連れてきたいというが、シェーンがここに残り息子のそばにいることが大事だという。ローリは自分が連れてくるとリックに話す。

カールのいる部屋からハーシェルが出てくる。危機は脱したようだが、残りの破片を取り出さないといけない状態であることをリックに話す。

破片は、体の深くにあるという。さらに、内出血で血圧が下がっていること、血圧が下がり破片を血管が傷つけていること、深くにある破片を取り出すためには開腹する必要があり、そのためにはカールをじっとさせておかなければ動脈を傷つけて死んでしまうこと、動かさないで取り出すためには意識を失わせる必要があるが、それでは呼吸ができなくなるので道具がいることを話す。

カールを撃ったオーティスは、破片を取り出すためには人工呼吸器が必要だという。また他にもいくつかの手術道具がないと、カールを助けられないとハーシェルはいう。

手術道具は、近くの病院にあったが全て焼け落ちているため、取りに行くのは不可能だが、高校に緊急避難所があり、そこであれば、物資(手術道具)も置いてあるかもしれないとハーシェルは話す。

オーティスは、以前まではウォーカーがいたが、今はいなくなっているかもしれないので、取りに行けると話す。シェーンは、自分がリックのかわりに必要なものを取ってくるという。そのためには高校までの地図が必要だという。

オーティスは地図は必要ないという。自分が高校まで案内すると話す。カールを撃ってしまった責任があるので、ただ待っているだけでなく恩返しをしたいとオーティスは語る。

それにシェーンには、手術道具の見分け方がわからないので、救命士の経験のある自分を連れて行けば役に立つと話す。
オーティスとシェーンは、高校へ向かう。

その頃、森を進んでいたダリルやローリたちだが、アンドレアがウォーカーに襲われてしまう。

襲われそうになるアンドレアだったが、その時、地面を蹴る馬の蹄の音が聞こえてくる。バットを持った何者かが、アンドレアを助けた。それは、馬に乗ったマギーだった。

マギーは、カールが撃たれて重症であることを知らせローリを馬に乗せて、ハーシェルの家(グリーン牧場)に向かう。

全力疾走で、ローリとマギーを乗せた馬がハーシェルの家に到着する。リックはローリと再会を果たす。撃たれたという知らせにローリは、リックに泣きながら抱きつく。

ローリ・リック・カール、家族全員が揃い、ハーシェルの家の部屋でカールの無事祈る。

高校へ向かったシェーンとオーティスだが、着いてみると、そこはたくさんのウォーカーに寄って占領されていた。

果たして、無事に手術道具を持ち帰ることができるのか。

「END」

コメント

タイトルとURLをコピーしました