ウォーキング・デッドシーズン2 第3話「最後の銃弾」

ウォーキング・デッド

シーズン2 第3話「最後の銃弾」(さいごのじゅうだん)

英題:Save the Last One

シーズン通算:第9話

登場人物(出演者)

リック・グライムズ(Rick Grimes):アンドリュー・リンカーン(Andrew Lincoln)

シェーン・ウォルシュ(Shane Walsh):ジョン・バーンサル(Jonathan E. “Jon” Bernthal)

ローリ・グライムズ(Lori Grimes):サラ・ウェイン・キャリーズ(Sarah Wayne Callies)

カール・グライムズ(Carl Grimes):チャンドラー・リッグス(Chandler Riggs)

アンドレア(Andrea):ローリー・ホールデン(Laurie Holden)

ジェフリー・デマン(Jeffrey DeMunn):デール・ホルヴァート(Dale Horvath)

グレン・リー(Glenn Rhee) : スティーヴン・ユァン(Steven Yeun)

ダリル・ディクソン(Daryl Dixon) :  ノーマン・リーダス(Norman Reedus)

使用された曲

使用された曲はありません。

内容

それは自分のやったことに対する戒めなのか。

バリカンで自分の頭を剃り始めるシェーン。

自分で何かが変わり始めているのを感じている。なぜ、あと時オーティスにあんなことをしたのか。

カールが撃たれ重症となり、体内に残った銃弾を取り出すために手術が必要である。シェーンは、リックの代わりに、手術に必要な道具を取りに高校へ向かう。オーティスの案内で、手術道具を確保し脱出をはかるが、大量のウォーカーにとりかこまれてしまう。

必死に逃げるシェーンと、オーティス。

その頃、ハーシェルの家で、撃たれたカールの容態を、夜になっても横で見守るリックとローリ。リックは、ローリにシェーンとの昔話を話して聞かせる。

リックは、カールを助けるために、自分の血を輸血していたため、疲労が限界にきている。それをローリは、リックに何か食事を食べるようにすすめる。

ダリルは、デールのキャプテンカーの床で寝ようとしている。ソフィアの母親が、いまだ見つからないソフィアの安否を気にして泣いているため、ダリルは眠れない。

それが気になるダリルだったが、他にもキャンピングカーでは、アンドレアが一晩中弾倉に弾を込めている。妹エイミーの死が影響していることが大きいと思われる。

ソフィアの母親を見かねたダリルは、おもむろに立ち上がる。出かける準備をして、アンドレアが銃弾を装填していた弾倉をもらう。

ダリルは、アンドレアに「ソフィアを探しに行く」と言い放つ。その言葉に反応したのかソフィアの母親は泣くのをやめてダリルを見る。

キャンピングカーを出たダリル。アンドレアもその後を追い、自分もソフィアを捜索するという。キャンピングカーの上で、見張りをしていたデールは、アンドレアの安否を気遣う。アンドレアは、エイミーの死やCDCでのいっけんで、銃を返してくれないデールに冷たく接する。

大量のウォーカーに囲まれて、高校を脱出するのが難しくなっていたシェーンとオーティス。体育館の窓から逃げることを思いつく。

オーティスは、自分が囮になって、ウォーカーを惹き付けるという。その隙にシェーンが体育館の上の方にある窓から飛び降りて脱出を図る作戦をたてる。オーティスは巨体であるため、逃げれないというが、自分は下にあるロッカールームから脱出を図るという。
これは捨て身の作戦であるが、オーティスはカールへの罪滅ぼしだと考えていた。
オーティスが迫ってきているウォーカーに発砲し、ロッカールームに行くために乗っていた台から飛び降りる。ウォーカーは、飛び降りたオーティスに集まっていく。援護するシェーン。

その隙にシェーンが、窓のある方まで移動する。それに気がついた数体のウォーカーが忍び寄っている。

シェーンは、窓を割り、窓の外に抜けだそうとする。外は地上から数十メートル離れており、手術道具の入ったバッグを地面に落とし、その後からそっと飛び降りようとする。

その時、割った窓からウォーカーが出てくる。ウォーカーはシェーンを喰おうとするが、振り切ろうとするシェーン。ウォーカーに銃を向けて発砲し、振り切ったかと思うと、そのまま地面に落ちてしまう。シェーンは足首を捻挫してしまう。

体育館から抜けだしたシェーンは、急いで高校を脱出しようとする。

デールのキャンピングカーから、車で移動していたグレンとTドッグは、ハーシェルの家に到着する。

Tドッグは、腕を負傷し、その影響で体調が悪く一刻も早く医者に見せないといけない状況であった。ハーシェルの家に入ろうとするグレンとTドッグは、玄関の前で見張りをしていたマギーと出会う。

マギーはTドッグの腕が負傷していることに気が付く。もしかすると、ウォーカーに噛まれたのではないかと疑うマギーだが、Tドッグがウォーカーに襲われそうになってついた傷だと言う。

マギーは手当をするという。グレンはTドッグに、鎮静剤と抗生物質は飲ませたと説明する。

それよりもマギーは何か食べた方が良いとグレンとTドッグを家に招き入れる。家に入ると、そこではハーシェルがカールの容態を確認し、それをリックやローリたちが見守っていた。

グレンはTドッグは、リックとローリの状況を察して、なかなか声がかけられないようであった。

ハーシェルは、カールの体を確認し、いよいよ決断の時であることをリックとローリに伝える。決断の時とは、未だ戻ってこないシェーンとオーティスが持ってくるはずの手術道具なしで手術を行うかどうかの決断である。

手術が成功する確率は低いが、このままカールをこの状態で置いておくのは危険であるとハーシェルは説明する。

その場にいるのが耐えなれなくなったローリが、部屋の外に出ていく。後を追うリック。

ソフィアの捜索に出たダリルとアンドレア。

アンドレアは、ソフィアが見つかるのかどうかダリルに聞く。ダリルは、アンドレアの表情を見て、ソフィアの母親たちと同じ表情を見せていることに、呆れて苛ついている様子である。

ダリルは、まだ捜索し始めたばかりで、見つかるかもしれないという。自分が幼い頃でも、酷い状況の中で生き延びてこれた経験があるという。
部屋を飛び出したローリ。リックが近寄っていく。ローリは唐突に、カールが生きる世界じゃないと言い放つ。

リックはその言葉を聞いたが、カールはこの世界の終わりと思えるような世界でも生きているとローリに伝える。だが、ローリはこの世界で生きること自体が間違っているのではないかという。カールをこのまま死なせてしまえば、この世界で生きなくて済む。

リックはその言葉に驚いていた。なんてバカなことを考えているのかと。

ローリは、瀕死のカールを見て、そのことを考えられずにはいられなかった。この辛く苦しい世界で生きるよりも、死んだ方がいっその事楽になれる。そっちの方がカールにとっては幸せではないのか。

CDCであったこの世界で生きることを諦めたジェンナー博士のことが思い出されるローリ。このことなどで、以前のローリとは価値観が変わっているようであった。

それでもリックは、ローリに言われてもあきらめようとしなかった。ローリに、この世界で生きていた方がよい理由を聞かれるが、リックはあきらめようとしたがなかなか答えられない。

体育館から抜けだしたシェーンは、捻挫した足を引きずり、ウォーカーがいる高校内を脱出しようとしていた。

大量のウォーカーが迫ってくる中、ロッカールームから抜けだしたオーティスと合流する。

リックは、この世界で生きていた方がよい理由が答えられないまま、黙ってローリと、カールのいる部屋の前で座り込んでいた。

その時、気を失っていたカールが目覚める。カールが自分が今どんな状況になっているのか訳がわからないとなっている様子で、リックが状況を説明する。

オーティスに撃たれる前の記憶を、ローリに話すが、途中で言葉が途切れる。

途切れた途端、カールの体が激しく上下に揺れる発作を起こしてしまう。ハーシェルは体を無理に押さえてはいけないという。黙ってカールが発作を見ているしかないリックとローリ。

発作がおさまり、ハーシェルはカールの容態を確認する。ハーシェルは輸血が必要だという。リックは、自分の血を使うようにいうが、何回も輸血しているため、これ以上血を抜くと、意識を失うか心停止を起こしてしまうかもしれないとハーシェルは告げる。

リックは、それでもカールには時間がないため、ハーシェルに輸血をやるようにいう。
輸血を行い、カールの容態がなんとか安定する。リックはローリに、この世界でもまだ”生”(生きること)はあるという。”死”(死ぬこと、死んでいくこと)が全てではない。”生”を信じ、強い心を持つべきだという。

この時、ローリは、リックに、この世界で生きていた方がよい理由を聞いたが、自分の中で答えが見つかったように思えた。

高校から脱出しようとしていたオーティスとシェーンだが、武器となる銃の残りの弾が少なくなる。後ろから追いかけてくるウォーカーに対抗できるか不安である。

必死に残りの弾を追ってくるウォーカーめがけて撃つ。

ハーシェルはカールの容態を調べるが、もう時間がなく、このままでは死んでしまうという。今、手術するかどうか、決断してほしいとリックとローリに告げる。

決断の時がついにタイムリミットをむかえる。リックはローリに覚悟を決めてくれてと話す。ローリの気持ち次第である。

ローリは、既に心を決めていたのか、手術することを決める。ハーシェルは手術の準備をさっそく行う。それを手伝うリックとローリ。

カールの部屋からリックとローリを出るように告げるハーシェル。手術を開始しようとしたその時。

シェーンが運転する車が戻ってくる。それを確認したハーシェルやリック・ローリは、家の外へ出る。

リックはシェーンに駆け寄る。シェーンは自分が持ってきた手術道具をハーシェルに渡す。

ハーシェルは車の中からオーティスも出てくると思っていたが、いっこうにでてくる気配がない。シェーンにオーティスはどうしたのか聞くが、助からなかったようだ。

リックは、手術道具を持ってきてくれた親友のシェーンを抱きしめる。シェーンは、高校にはウォーカーがおり、逃げ出す際に残りの弾が少なくなり、オーティスが援護するので先に脱出しろと言われたと、リックに話す。

シェーンが脱出した後に、後ろを振り返ると、オーティスは手遅れだったという。

だが、この話は事実と異なっていた。シェーンはオーティスと逃げ出す際に、追ってくるウォーカーに銃弾を使うが、お互いに残り1発ずつとなってしまう。

この時、シェーンはオーティスの足を撃ち、追ってくるウォーカーの囮に使っていたのだった。
オーティスを置き去りにし、手術道具の入ったバッグを持ち逃げるシェーン。

振り返ると、無残にも食いちぎられるオーティス。

「END」

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