ARROW / アロー シーズン1 第1話「汚れた街」

ARROW / アロー

シーズン1 第1話「汚れた街」(よごれたまち)

英題:Pilot

シーズン通算:第1話

登場人物(出演者)

オリバー・クイーン (Oliver Queen) : スティーヴン・アメル(Stephen Amell)

ロバート・クイーン (Robert Queen) : ジェイミー・シェリダン(Jamey Sheridan)

ダイナ・“ローレル”・ランス (Sam Winchester) : キャサリン・イヴリン・アニタ・キャシディ(Katherine Evelyn Anita Cassidy)

トミー・マーリン (Tommy Merlyn) : コリン・ドネル(Colin Donnell)

ジョン・ディグル (John Diggle) : デヴィッド・ラムゼイ(David Ramsey)

テア・クイーン (Thea Queen) : ウィラ・ホランド(Willa Holland)

モイラ・クイーン (Moira Queen) : スザンナ・トンプソン(Susanna Thompson)

クエンティン・ランス刑事 (Detective Quentin Lance) : ポール・ブラックソーン(Paul Blackthorne)

ウォルター・スティール (Walter Steele) : コリン・サーモン(Colin Salmon)

アダム・ハント (Adam Hunt):ブライアン・マーキンソン(Brian Markinson)

コンスタンティン・ドラコン (Constantine Drakon):ダーレン・シャラヴィ(Darren Shahlavi)

ジョアナ・デ・ラ・ヴェガ (Joanna De La Vega) : アニー・イロンゼ(Annie Ilonzeh)

ルーカス・ヒルトン刑事 (Detective Lucas Hilton) : ロジャー・R・クロス(Roger R. Cross)

使用された曲

Hurricane II by Ume

C’Mon Doll by My Goodness

Work Hark Play Hard by Tiesto

We Are The Champions by Queen

Blow (Cirkut Remix) by Ke$ha

Outlaw by Jeremy Thurber

Gloryhole by The Trust

Playing In The Dark by Jeremy Thurber

Babes by Icky Blossoms

Levels by Avicii

Apparitions by The Raveonettes

内容

北朝鮮、中国の海にある島「リエン・ユー」。

リエン・ユーとは、中国語で「煉獄」。言葉どおり、そこは地獄でもなく、天国でもなく、人が清められ人格でさえもかわってしまうようなところである。

フードを被り、島を自由に行き交うオリバー・クイーン。彼もまた島が彼を変えたのか、それともクイーン産業を経営しスターリング・シティの大富豪である父ロバートが変えたのか。島が彼を生かしたのか。

5年前のオリバーは、プレイボーイで、遊び人。度々タブロイド紙を賑わせていた。

現在は、そんなプレイボーイで、遊び人ではなく、島の過酷な生活を送るため、また毎日生き延びるために、精神や肉体を鍛えあげられ、まったく別人になっていた。

島に流れ着いた経緯は、父ロバートとクイーンズガンビット号で航海中に、遭難し、救命ボートで脱出。その後リエン・ユーに流れ着く。

5年間も島で生き延びて、ようやく島の近くを航海していた中国人の漁師に発見され、救出される。この時のオリバーは、やっと島から出ることができたという喜びがあったのだろう。

ニュースでは、オリバー・クイーンは、クイーンズガンビット号での航海中に遭難して死亡と報じられていた。それが一転し、オリバーが生きていたというニュースで持ちきりとなったが、同じ船乗っていた父ロバートは既に死亡が確認されている。

5年ぶりに自分が住んでいたスターリング・シティに戻ると、5年前とは何もかもが変わっている。オリバー自身の肉体も、医師の診断によると、骨折や熱傷などが見られ、島で生き延びられたのが、不思議なくらいだった。

病院には、オリバーの身を案じる母であるモイラ・クイーンの姿があった。医師から、現在のオリバーは前とは別人であるかもしれないと告げられる。この時のモイラは、自分のことを忘れてしまっているのではないだろうかという不安もあったのだろうと思う。

母との再会。オリバーは母のことを忘れてはいなかった。

再び、クイーン家の屋敷に戻ってくる。久しぶりの自分の我が家に帰ってきてみると、父ロバートの下で働いていたウォルター・スティールが、出迎えてくれた。なぜ、我が家にオリバーの家族以外の人間がいるのか不思議に思ったことだろう。

妹であるテア・クイーンとも再会する。テアは、オリバーがどこかで生きているのではないかと考えていた。家族というのは、「死んだ」と告げられても、なかなかそれを受け止められずにどこかで生きていると思ってしまうものである。実際には、死んでいなかったことに、テアは嬉しい気持ちでいっぱいであった。

弁護士となっていたオリバーの恋人であるダイナ・“ローレル”・ランスも、オリバー生還のニュースを知る。この時、ローレルは、複雑な気持ちだったのだろう。ローレルの妹であるサラ・ランスとオリバーは、クイーンズガンビット号で航海し、遭難。その後、オリバーだけが生還した。妹のサラは戻らなかった。

5年前と、現在とでは、記憶あるものは、全て変わっている。記憶を遡ると思い出される過去、クイーンズガンビット号で、父ロバート、ローレルの妹サラとの出来事。

家に戻ってきてから初めての家族などとの夕食。親友であり、幼馴染のトミー・マーリンから、5年前から現在までの世の中の出来事を語る。ここで、なぜか海外ドラマ「LOST」のネタバレが話される、別の海外ドラマが、海外ドラマの中で出てくるのは、ドラマならではのユーモアか。

サラがリエン・ユーのことについて聞こうとするが、オリバーは重く口を閉ざす。全てを語ろうとするが、少ししか明かされない島での出来事。

オリバーは、昔のオリバーとは変わってしまったのか。いつの間にかロシア語もできるようになっていた。学校で勉強したのか、それとも島で何かが起こったのか。

夕食の中で、オリバー自身だけでなく、家族の中にも変わったところがあると既に気がついていた。モイラは再婚し、ウォルターが夫となっていることに。

そのことを、モイラから直接聞かされたオリバーは、夕食を途中でやめて、自分の部屋へと戻る。この時の心境は、周りの環境が今までのものとは異なっており、そのことに複雑な気持ちになっていると思われる。

部屋で休んでいると、クイーンズガンビット号での航海の思い出が蘇る。オリバーは、恋人のローレルには、内緒で、妹サラを愛していた。船の中で愛し合っていると、嵐と遭遇し、船が転覆してしまう。

この時、海の中に妹サラが引きずられていく。オリバーは必死に助け出そうとするが、助けられなかった。父ロバートとオリバーはなんとか救命ボートで脱出する。

思い出された記憶は、オリバーにとってはうなされるくらいに、とても辛い出来事だった。またローレルにとって、妹サラが死んだことはとてもショックであった。

オリバーと、ローレルの再会。

5年ぶりに再会をはたしたものの、妹サラのことが、ローレルとオリバーの間に立ちふさがっている。ローレルは、オリバーがサラとできていたことを知っており、許せない気持ちでいっぱいであった。サラの代わりに、オリバーが死んでくれればよかったのにと思っている。

再会後、オリバーとトミーが何者かに襲われる。襲われた瞬間、5年前の記憶が蘇る。

クイーンズガンビット号から脱出した父ロバートは、オリバーに「過ちを犯し、愛しているスターリング・シティを汚してしまった」と告げる。なぜ、街を汚してしまったのか、どんな過ちを犯したのかなどは、まだわからない。

襲った者に拷問されるオリバー。オリバーから何かを聞き出そうとしているが、オリバーの昔とは変わってしまった一面を見ることになる。5年前とは格段に身体能力が向上しており、襲った者たちを倒す。

屋敷に戻ると、警察からの事情聴取があり、刑事から質問がされる。オリバーは、本当は自分が襲った者を倒したことを隠し、緑のフードを被った者に救われたと伝える。

島からの生還、拷問からの脱出、悪運だけは強いと刑事に言われる。この時の刑事が、ローレルの父である、クエンティン・ランス刑事。妹サラを死なせてしまったことに対して、オリバーを恨んでいる。自分だけが助かり、娘は助からなかった。やり場のない気持ちがランス刑事を襲っていたのだろう。

母モイラは、息子のオリバーが謎の者に襲われてしまったことを心配し、ボディーガードを雇う。ボディーガードの、ジョン・ディグルは、元軍人でありカンダハルで空挺部隊に所属後、退役し、この仕事に就いて4年目である。かなり優秀な人物であるが、オリバーを送迎中に、オリバー自身を見失う。

逃げ出したオリバーは、廃墟と化している父ロバートの会社であるクイーン産業で、遭難してから島に辿り着いてからの5年間秘密していた活動をスタートさせる。

いつの間にかオリバーは、弓の使い手となっていた。どこでそんなことを身につけたのか。まだまだ謎の部分が多い。

活動の最初の対象は、”アダム・ハント”。アダム・ハントは、詐欺や窃盗などを行っている悪者である。ハントは、市民から起訴されており、その弁護を行っているのが、恋人であったローレル。

アダム・ハントに、弓矢で裁きを下す。オリバーはハントに対して明日の夜10時までに4000万ドルをスターリング・シティバンクに送金することを要求する。

要求時間を過ぎたが、ハントは4000万ドルを送金することはなかった。オリバーは、期限を守らず、街を汚しているハントに対して”最後の制裁”を行う。

最後の制裁を行い、4000万ドルを送金され、市民の元に返される。これで街は一歩救われた。5年前、遭難し救命ボートの中で、父ロバートは「生き延び、スターリング・シティに戻り、街を救え。悪を正せ。」とオリバーに告げて、自ら命を経つ。遭難して、事故にあい、死んだものだと思われていたが、本当は自殺したのだった。このことは、今のところオリバーしか知らない。

アダム・ハントを制裁したオリバーは、生還した時の持ち物である父から譲り受けた”謎のリスト”から、ハントの名前を消す。このリストは、スターリング・シティを汚した者たちの名前が載っている、その者たちに、制裁を加え街を正していくのが、オリバーに課せられた活動。

オリバーを誘拐し拷問させた母モイラの秘密。オリバー、ローレル、トミーの三角関係。

物語は、まだ始まったばかり。これからの展開が気になる。

「END」

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